MRDVS Sシリーズ dToF RGB-Dカメラ

MRDVS Sシリーズ dToF RGB-Dカメラ

MRDVS Sシリーズ dToF RGB-Dカメラ

MRDVS Sシリーズは、dToF(direct Time-of-Flight)方式を採用した産業用RGB-Dカメラです。
RGB画像と深度データを同期出力し、AGV・AMR・清掃ロボット・屋外低速モビリティなどの
障害物検知、SLAM、環境認識を支援します。

Sシリーズは、モバイルロボットの周辺認識や深度センシング用途に向けて開発されたコンパクトな3Dビジョンセンサーです。
dToF方式により、対象物の表面模様やテクスチャに依存しにくく、屋内外のさまざまな環境で安定した距離情報を取得できます。

ラインナップには、近距離から中距離の障害物検知に適したS10、長距離検知やSLAM用途に対応するS10 Ultra、広い水平視野角と高いコストパフォーマンスを特長とするS11があります。

主な特長

dToF方式による安定した深度計測

光パルスの往復時間を直接計測するdToF方式を採用。
対象物の模様やテクスチャに依存しにくく、ロボットの障害物検知用途に適しています。

RGB-Dデータの同期出力

Depth、RGB、IR Amplitude Map、Point Cloudなどのデータ出力に対応。
距離情報と画像情報を組み合わせた環境認識に活用できます。

屋内外環境への対応

100kLuxの外乱光環境に対応し、屋内の搬送ロボットから屋外低速モビリティまで、
幅広いロボット用途で使用できます。

SDK・ROS対応

C/C++、ROS1、ROS2に対応。
Windows、Linux、Arm Linux環境での開発に利用できます。

製品ラインナップ

モデル 概要 推奨用途
S10 近距離から中距離の障害物検知に適したコンパクトな産業用RGB-Dカメラです。
Depth、RGB、IR Amplitude Map、Point Cloudなどの出力に対応し、
最大20fpsのフレームレートでリアルタイム性のある検知に活用できます。
AGV、AMR、清掃ロボット、搬送ロボット、近距離障害物検知
S10 Ultra 最大42mの測距に対応する長距離モデルです。
IMUを内蔵しており、RGB-D-IMUを組み合わせたSLAM用途にも対応します。
IP67の筐体により、屋外や厳しい環境での使用にも適しています。
屋外ロボット、屋外低速モビリティ、UAV、長距離障害物検知、SLAM
S11 140°の広い水平視野角を備えた高コストパフォーマンスモデルです。
Ethernet、USB、MIPIに対応し、組込みや量産用途にも柔軟に対応できます。
垂直視野角が用途条件を満たす場合、Sシリーズの中でも推奨しやすいモデルです。
AGV、AMR、清掃ロボット、広角障害物検知、量産ロボット組込み

主な仕様

項目 S10 S10 Ultra S11
測距方式 dToF dToF dToF
レーザー波長 940nm 940nm 940nm
Depth解像度・フレームレート 240 × 160、最大20fps 240 × 160、最大10fps 240 × 96、最大15fps
ToF視野角 120° × 80° 120° × 80° 140° × 56°
測距範囲 0.3~8m(90%反射率)
0.3~3m(5%反射率)
0.2~42m(90%反射率)
0.2~30m(5%反射率)
0.1~6m
10~90%反射率、100kLux環境
精度 ≤3cm ≤4cm ±1cm @ 2m
±2cm @ 6m
IMU なし 内蔵、200Hz なし
インターフェース Ethernet Ethernet Ethernet / USB
MIPI CSI-2 非対応 対応 対応
保護等級 IP54 IP67 IP54
動作温度 -20℃~60℃ -20℃~75℃ -20℃~60℃
SDK対応 C/C++、ROS1、ROS2 C/C++、ROS1、ROS2 C/C++、ROS1、ROS2
※仕様はメーカー資料に基づく参考値です。精度は距離、対象物の反射率、表面状態、使用環境により変動する場合があります。
評価・組込み前には、最新仕様および機構図面をご確認ください。

主な用途

  • AGV・AMRの障害物検知
  • 清掃ロボットの壁際検知・周辺認識
  • 屋外低速モビリティの障害物検知
  • UAV・ドローン向けの深度センシング
  • フォークリフトなど有人車両の死角検知支援
  • RGB-D-IMUを活用したSLAM・マッピング

ソフトウェア・データ出力

MRDVS Sシリーズは、メーカー純正GUIソフトウェアLxCameraViewerに対応しています。
LxCameraViewerでは、Depth Map、Intensity Map、Point Cloud、RGB画像の表示に加え、
カメラ設定、アルゴリズム設定、温度確認、フレームレート表示、データ保存などが可能です。

出力データとして、Depth MapIR Amplitude MapPoint CloudRGB Imageなどに対応しており、
ロボットの周辺認識、障害物検知、開発評価に活用できます。